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サックス用マウスピースの種類と材質とサイズについて


サックスを吹き始めてしばらく経つと、マウスピースにも興味がでてきませんか ?

今使っている付属品のマウスピースの材質やサイズにも関心が出てきますし、
お店で売られているマウスピースのことも知りたくなります。

マウスピースの種類や材質、サイズの違いについてまとめていますので
最後まで読んでみてくださいね。

マウスピースを変えることで、何が違ってくるのかが分かると
上達への意欲も改めて湧き上がってきますよ。

サックスが吹きやすくなったり、音が素敵に変わったりと
良い方に向かうのなら、「換えてみようかな」という気も出てきます。
そして実際に変えてみて、その変化で嬉しくなった人は私だけではないでしょう。

ご存知のように
サックス用のマウスピースは
たくさんの種類が出回っています。

そこで、
単に知識としても
お店やネットで買う時にも
すぐ役に立つようにという気持ちでまとめてありますので、
ぜひご活用ください。

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サックス用マウスピースの種類

サックス用マウスピースの種類はたくさんありますが、
その分け方次第で、かなり整理しやすくなります。
今回は、下記の様な分け方に絞り込んでいきます。

・楽器別
・曲のジャンル別
・構造別
・材質別
・ブランド別
・サイズ別

分けた中にもそれぞれに種類がありますので
それらを紹介していきます。

楽器別

お店に行くと、アルト用 テナー用 バリトン用 ソプラノ用
分けて陳列してあります。
ここを間違うと、吹きにくいとか以前に自分のサックスに付きません。
笑い話の様ですが、テナーとアルトは間違いやすいですからね。

曲のジャンル別

ジャズ向き とかクラシック向き ロック向きもあればポップス向きもあります。
ジャズ向きでいえば、メイヤーが有名ですし
クラシック向きでいえば、ラバー製のセルマーの S90-180 や Concept が定番です。
ロックになるとクラウドレイキーでガンガンいくとかメタルのマウスピースが選ばれています。

構造別

マウスピースの中の構造(形)にもいろいろあります。

ティップオープニング 
先端部のリードとの間隔
吹奏感に大きく影響が出てきます。
初心者に最初に影響が出て来る数字かもしれませんね。

フェイシング 
先端からリードと接する部分までの長さ 
短いか長いかで、音が明るくなったりダークになったりします。

チェンバー 
マウスピース内部の空洞部分の形や広さ
狭いと華やかな音で、広いとしっとりとした音になります。

バッフル 
先端からチェンバーまでの面の形
エッジの効いた音から柔らかい音へと変化していきます。

サックスのマウスピースにはどんな材質があるのか

マウスピースは様々な材質で作られますが、
その多くはラバーとメタルに分けられます。

他にも樹脂製や竹製の物もありますので、
人気のある商品名とともに紹介していきます。

ラバー製

ラバー製マウスピースの主成分はほとんどがエボナイトですが
エボナイトは、天然ゴムに硫黄を混ぜて作ります。

クラシックのサックスの美しい音を出すのはラバーマウスピースで
メタルに比べて加工もしやすいため、求める音に応じてたくさんの種類が出ています。

ラバーの色は、黒がほとんど。
白いのもありますが、エボナイトがどのくらい含まれているかはよく分かりません。
プラスチック系の成分が多いと思われます。

ラバーのマウスピースは総じて吹きやすく、開きもメタルに比べると狭い物ばかりですので、
肺活量に自信のない女性でも扱い易く、初心者にもおすすめです。

セルマー Concept
セルマーの最新モデルです。初心者向けでは定番と言われる
S90-180 よりも吹きやすいと評判で、特にサックスでは出しにくい
低音域の音がすんなり出てくる設計です。
音は明るめで抜けも良く、大きめの音も嬉しい改善です。
やがてはこちらが定番マウスピースとなるでしょう。

セルマー S90-180
セルマーの定番モデルです。
程よい抵抗感で、低音から高音までとても素直に音が出せます。
クラシックや吹奏楽では、『全員が一度は手にするマウスピース』とまで言われてます。
私も買いました。 
付属品から比べると「こんなに音って出しやすかったんだ」と感動する品物でした。

バンドレン V5
バンドレンの代表的なマウスピースです。豊かな響きと色彩感もあり
音量の調整もしやすく、吹いていて楽しくなるマウスピースです。
付属品からの買い替えでも難易度は低くて、息がスーッと入っていく感じです。

ヤナギサワ クラシックモデル
国内唯一のサックス専門メーカーであるヤナギサワのマウスピースです。
こちらのメーカーのマウスピース全てに言えるのですが、とにかく吹きやすい。
特に技術が無くても音が出るので、自分が上手くなったかと錯覚します。

メイヤー 5MM
世界中でも大人気のメイヤーのラバー製マウスピースです。
初心者からプロまで、幅広い層から支持されています。
典型的なジャズ向けのマウスピースです。

クラウドレイキー ハードラバー
明るい音で、ラバーとは思えないほどパワフルな音が出ます。
メタルに負けないサウンドを求めつつ、ラバーのぬくもりのある音も出せます。
ジャズサックスの土岐英史さんとそのお弟子さん一族全員がクラウドレイキーです。

ルソー ニュークラシック
アメリカで有名なサックス奏者ユージン・ルソーが開発しました。
クラシック向けのマウスピースとして、明るい目で落ち着いた、しっとりとした音を
出します。 

メタル (金属) 製 

金属製でアルミやステンレスを使っています。
音は明るい感じのものが多いです。
ラバーに比べるとかなり大きな音が出ますが、
開きは広いものがほとんどで、息をたくさん必要とします。
初心者がいきなり吹くのは難しく、ある程度の経験者向きと言えます。
とは言え、その存在は無視できませんのでいくつか紹介します。

ヤナギサワ メタルSP
こんなに音を出しやすいメタルマウスピースは他にありません。
メタルの華やかさや力強さを維持しながら、個体差も少なく
ネットで買っても不安のない品物です。
さすがは世界のサックスメーカー、ヤナギサワの職人が
手作りしているだけのことはあります。

オットーリンク ゴールドメタル
メタルなのにささやくようなサブトーンからパワフルで太いサウンドまで、
幅広くジャズ奏者の想いを音にできると、メタルマウスピースではよく知られるモデル。

ボビーデュコフ
自身もサックス奏者のボビーデュコフの作品で、エッジの効いたスピード感あふれるサウンドは、
多くの根強いファンを持っています。
使用するプロ奏者はデクスター・ゴードン、ブーツ・ランドルフ、マイケル・ブレッカー、ディビッド・サンボーン、ケニー・G など、そうそうたるメンバーの名前が連なります。

樹脂製

レジンやABS樹脂、ベークライトを素材にしたもので、
鳴らしやすくレスポンスもいいですし、楽に吹けるものが多いです。
やや硬めの音がします。
初心者向けでもありますが、付属品に使われることも多いです。

BARI    INAS5
アメリカのマウスピースBARA社のインフィニティーシリーズです。
それほど肺活量を必要とせず初心者でも鳴らしやすいということで、
練習用に求められることも多いマウスピースです。

竹製

これは実は日本製で、世界にここしかありません。
天然素材で、なんとも言えない暖かい音が出ます。       

Gottsu
神奈川県に住むプロのサックス奏者、後藤さんがご自分の工房で
竹を使ったこだわりのマウスピースを世に送り出したのが始まり。
今では、ラバーもメタルも作っていますが、どれも世界で高い評価を得ています。

サックスでいうマウスピースのサイズとは

マウスピースで『サイズ』というとティップオープニング(開き)のことです。
この『開き』とは、マウスピースの先端とリードの先端との
間隔のことです。

『開き』が大きいと、大きな音を出しやすくなりますが、
吹くのには肺活量が無いと辛くなります。
『開き』が狭いと、少ない息でも音を出しやすく
音も安定しやすくなりますが大きな音は出しにくくなります。

『開き』は数字で表され、単位は mm です。
クラシック向けで狭いものは 1.2mm くらいから
ジャズ・ロック向けのメタルの物だと 4.5mm くらいの物もあります。
物差しでみるとたかだか 4.5mm ではありますが、
この開き、私には吹けません(笑)

このティップオープニングは、 1/100mm 単位で精密加工されています。
一つの銘柄のマウスピースには 5種類くらいの違う開きの物が
用意されていますので、自分が無理なく吹ける『開き』を
見つけることが出来ます。
初心者におすすめのサイズ (開き) とは
1.6mm を越えないことです。

まずはそのマウスピースの定番品を吹いてみて
少し抵抗が強いから一つサイズを下げるとか
自分の感覚を信じて選べばいいかと思います。

元々肺活量があって、マウスピースを締めつける口の周りの筋肉が強い人なら
いきなり 2mm も可能でしょうが、私はおすすめ出来ません。
咥え方や口の中の形、喉の開き方などを
先に習得するほうがはるかに大事だからです。

まとめ

サックス用マウスピースの種類については、
構造で分けたり
サイズや材質、サックスの大きさや曲のジャンルで別れます。

それらを整理していくと
音が明るいとか暗いとか
キラキラと華やかだったり しっとりとしたり
吹きやすかったり肺活量が必要だったり
マウスピースの様々な性質が見えてきます。

初心者におすすめのマウスピースは
素材の種類ではラバーと呼ばれるタイプです。
セルマーやバンドレンなどのメーカーが作る
ラバーマウスピースで
ティップオープニングが狭い物の方が吹きやすいですね。

初心者に役立つ種類分けは、

・曲のジャンル別
・サイズ  (ティップオープニング) 別
・素材別

このくらいの種類を頭に入れておけば、
当分問題ありません。

ですので、実際に購入するにあたっては、
ここでまとめたくらいの内容を把握していれば、十分です。

この記事が
マウスピースの種類について考えるあなたの役に立てば嬉しいです。

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