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60歳過ぎてるけどバイクの免許を取りたい 教習所ってどうなのよ

教習所に行ったらびっくりしました。

『習い事』というと大げさですが、
オートバイの中型免許を取得しようという年配の人が
ここにきて増えてきているようです。

実際私が通った教習所も、
年配の教習生がたくさん来ていました。
どう見ても50歳は過ぎているように見えました。

私もあと数ヶ月で65歳という時になって

「バイクに乗りたい!」

という欲望がフツフツと湧き上がってきて
子供のように
いても立ってもいられない気持ちになったものです。

もちろん二輪の免許なんて持っていません(笑)

そこで、
私と同じように
還暦前後からバイクに乗りたいと
これからでも免許を取りたい
という方のために
少しでも参考になればとの思いで
当時のことを書いていこうと思います。

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60歳をとっくに過ぎてからバイクの免許が取りたくなった

普通に考えると
「もうやめておきなさい」と
言われそうな年齢になってから
バイクの教習所に通うのは

『不安』  
ですよね。

そして
免許を取ってから
公道を走るのは
もっと『不安』です。

それに
車でもマニュアルが普通だった時代を経てきた世代でも
バイクとなると勝手が違います。

若い頃に乗っていて休眠状態だったという
いわゆる リターンライダーならまだしも

乗ったことがない人
もしくは乗ったとしても『原付き』のみ なんて人にとって
『自動二輪』 という響きは、
とても難易度の高いものとして
響いてくるのではないでしょうか?

でもね、
バイクに乗りたいという気持ちが出てきているのであれば
思い切って教習所に通うべきだと思うのです。

今どき60歳なんて元気ですし、
頭の回転もそれほど落ちているとも思えません (自分ではねッ)

通ってみて気づくのですが、
あんなおっさんも
こんなおばさんも
通ってきているのです。

派手に転んでますよぉ〜

普通免許を持っておられるなら
学科の教習はたったの1時間です。
それも安全のために『プロテクターをつけよう』という内容の1時間です。
実技は17時間で終わります。

普通免許を持っていない人だと
実技は17時間とおんなじですが
学科は26時間に増えます。

交通法規は覚えてもらわないと大変な事故に繋がりますからね。

料金は教習所によって違いがありますが、
12万円〜17万円くらいです。

ヘルメットやプロテクターなどの安全装備は
貸し出してくれるところがほとんどのようですが、
汗もかきますから
ヘルメットは自前で用意したほうが良いと思います。

ヘルメットですが、
ホームセンターで売ってるような 5〜6千円のヘルメットは
教習所では使えませんから買わないようにしましょう。

もし
買って持参しても、安全面で使用許可がおりません。
損するだけです。

国産でいくと値段の高い順に
SHOEI. Arai. OGK・KABUTO
どれも結構高いですが、安全を考えれば
この三社なら間違いないですよ。

できれば息子とバイクツーリングしたい

バイクに乗りたくなる理由は、人それぞれの想いがあるでしょう。

車よりはるかに燃費の優れたバイクで
自由に好きなところを走りたい

木の匂い 田んぼの稲の匂い 海の潮風 を身体全体で味わいたい

知り合いが乗っているので一緒に走りたい

メカを自分で操作している感が好き

あの音がたまらない

理由なんてない、ただ乗りたいだけ

などなど です。

私の場合は、
4月から北海道に住むことが決まった息子が
こちら (埼玉) にいるうちに
一度でも良いからバイクで親子ツーリングがしたい というものでした。

移住が決まったのがその前年の10月。
あと半年しかない。

ツラツラ考えるに
免許を取るまでの期間
免許を取ってから公道をツーリング出来るスキルを身につける期間・・・

あっ、すぐに教習所に通わなければ間に合わない!!!

すぐに教習所に申し込んでも
混んでいて、最初の教習はなんとひと月後。

それでもなんとかかんとか
年内のクリスマス直前に免許が取れて
年明けに、注文していたバイクが納車され
それから2ヶ月  2,000km以上を走って練習して
3月にようやく息子とのツーリングが実現しました。

考えても見て下さい。
車では公道を走っていたとはいえ、
バイクのど素人がたった17時間の教習で
公道走るなんて自殺行為ですし、
そもそも世間に対して迷惑行為ですよね。

練習したとはいえ、息子から見たら
親父の走る姿は、危なっかしかったのではないでしょうか?

60歳を超えての教習所  体力は免許取得に耐えられるのか

男女を問わず体力的な不安ごとの第一は、
『倒れたバイクを起こすことが出来るのか?』
ではないでしょうか?

タイヤが2つ・・・止まれば倒れます。
倒れたら起こさなければならない。

私は男性の中では非力だと自分で思っております。
そんな不安ごとは
最初の実技教習 1時間目にやってまいりました。

教官がバイクを倒します。
「はいっ、これ起こしますよ」
と、力の入れ方を教えてくれながら
実際に引き起こして見せてくれました。

そして自分がやることに。
軽くはありません、車体200kg以上のバイクですから。
でも、教わったとおりに力を入れていくと
起こせるものなんですね。
一緒に来ていたおばちゃんも、
「う〜ん」と言いながら起こしていました。

あとは車体の取り回し。
これは、
バイクの左側に立って
バイク置き場から走り出す場所までは
エンジンをかけずに
自転車を転がすように押して動くことです。

向こう側に傾け過ぎたら
向こう側にバイクが倒れてしまうので、
どうしても自分側に倒し気味になります。

バイクは直立していれば結構軽く動くのですが、
傾ける角度に応じて、どんどん重さを感じてきます。
慣れないうちは、倒さないようにと自分の方に傾けすぎて
重いバイクがますます重くなりました。

でも一緒に来ていたおばちゃん同様、
なんとかクリアできます。

体力使うのはこれだけです(笑)
つまり、普通に歩けるならば、
体力の心配はいらないかな と。

日本製のバイクは車体のバランス最高です。
ある程度のスピートさえ出れば、転ぶ気すら起きないくらいに
安定して走ります。

外国製に乗ったことないですが (笑)

問題は、そのスピードが出るまでの間の期間です。
走り出し直後
止まる直前
ギアを間違えたりスピードを落としすぎてのエンスト時

他の人がコケているのを見る限り
この3種類さえ気をつけていれば
コケる心配はなさそうです。

ところが、
教習が進むに連れて、もう一つのコケる心配事が出てきます。

『一本橋』の走行です。

『一本橋』とは幅30cmで高さが5cm、長さ15mの板の上を
7秒以上かけて落ちないように『ゆっくり』走る 
という課題です。

つまり、コケる心配のないスピートよりも
うんと遅いスピードで
幅30cmを落ちないで15m走りきらなくてはならないのです。

私はこれが一番苦手でした。
すぐに橋から落ちてしまいました。

教官の話によると、
「教習生を見ていると、40歳位を境に
平衡感覚が落ちてきているようで、
年配の方ほど苦労している」

との事でした。
私、64歳・・・最悪の部類かも!!!

たしかに20代になったばかりの息子に聞いてみたら
一本橋はぜんぜん大丈夫だったよ  と
さらっと言われてしまいました。

案の定、私はこの『一本橋』で失敗して
卒業検定を2回受ける羽目になったのです。

この平衡感覚は、
女性の方が優れているらしく
同期のおばちゃんは一発でクリア。
でも、地図 (検定のコース) が覚えられずに
そちらの緊張のほうが大変だったそうです。

まとめ

バイクはいくつになっても喜びを与えてくれるとても素敵な乗り物です。
でも、免許を取得しない限りは乗ることはできません。

どんな理由にせよ、
今の年齢がいくつだろうが

乗りたい気持ちがあるならば、
躊躇せずに教習所に通いましょう。

歩くのがやっと  とか
真っすぐ歩けないとかでは、ちょっと困りますが
ごく普通に生活している間ならば、
体力的な心配はいりませんし、
教習所もちゃんと受け入れてくれますよ。

得手不得手は人によって違いますが、
まずはご自分の気持ちに素直になって
チャレンジしてみませんか?

よく言われる言葉ではありますが、
『将来を考えた時に、今が自分の一番若いとき』

ですよね。

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