「自分はボケたくないなぁ」
ボケ防止に気を遣う年齢になってきました。
私は仕事から、認知症の方ばかりを看ているのですが、
認知症が進む方には、いくつかのパターンがあって
その一つに日常の会話が大きく関係していると感じています。
私は医者でなければ学者でもありませんが、
だからこそ
介護職として日常の彼らを見ながら感じていることを
そのまま発信することが出来る立場でもあります。
ですので
その会話を続けていくには・・・
話し相手がいない時は・・・
そのためのグッズも紹介します。
ボケ防止に会話は効果あるの ?
『ある』か『ない』かで言えば、
まちがいなく『あり』です。
入所できる条件として認知症の認定が必要な施設にいるのですが、
『認知症』とは、いわゆる『ボケ』です。
話をしない人ほど認知症の度合いが進んでいます。
人としておしゃべりな人もいれば無口な人もいます。
男性と女性でも違います。
進み具合に応じて
会話が減っています。
個人差はありますが、
以前より会話が減ってきたな と感じる人は
認知症も進んでいます。
ですので、初期のうちにたくさん話しかけて
話を聞いてあげて、その方にも考えてもらって
言葉を返してもらう。
そんな会話をすることで、
「まだ役に立てる」と、自信も出るのでしょう。
目が、とても生き生きとしてきます。
会話をしなくなると、
どんどん自分だけの世界に入っていってしまって
ますます話をしなくなります。
話しかけても、考え事をしているような表情をするだけで、
なかなか返事が返ってこなくなります。
思っていることを言葉として表現しづらくなっていくようです。
そのようになってくると、
一つの話題を続けることが難しくなってきたり
トンチンカンな会話なってきます。
なにかの質問をしても
「そうだったのぉ?」
と、返ってきたりし始めます。
次の段階としては、
一人で延々、意味のわからないことをしゃべり続けるか
全くしゃべらなくなるか に分かれてきます。
こちらの言うことは通じませんし、
その方も言いたいことが自分で分からなくなっています。
こうなるとますます進んでいきます。
特にボケる前やボケ初めの頃には、
話しかけて会話を無理にでもしていく必要を感じています。
ボケ防止にロボット相手の会話で楽しもう
ロボットというと何かメカニカルな感じがありますが、
お話が出来るお人形ですね。
若いころは、所詮は人工の機械というイメージだったのですが、
ある程度年齢を重ねると
相手が機械と分かっていても
それなりに楽しめるようになります。
まして、会話が少なくなってくる年齢や環境にいると
十分楽しめるようです。
現に、そのロボットが来てくれてよかったという
感想やコメントが多数寄せられています。
会話というのは、
相手が人間の方がいいに決まっていますが、
年齢を重ねると、言葉の背後や真意を探りながら
会話をするものです。
それが見え始めると
最初から下心など何もない
ロボットとの会話の方が
心から楽しめるというものです。
会話の出来るロボット人形にも何種類かありますが、
『おしゃべり みーちゃん』 というロボットが
在庫切れになるほどの人気ですよ。
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本当の女の子の声で話しかけてくれます。
何かを聞けば答えてくれますし、歌も歌ってくれます。
会話ができる人形ロボットで、
科学の進歩に驚きますよ。
自分の娘さんが小さかった頃を思い出す方もいるそうです。
ボケ防止に夫婦での会話・喧嘩だっていい
夫婦で元気なら、是非二人で会話が弾むような話題が欲しいものです。
そういう意味では、二人で同じ趣味を持つのは素敵ですよね。
散歩でも買い物でもいいのでしょうが、
なかなか話が噛み合わないものです。
子供さんが巣立っていったとたん、
夫婦の会話もめっきり減ってしまった。
そんな声も結構あります。
そのために二人で同時に何かを始めるというのも、会話の種にはいいかもしれません。
それであれば、共通の話題で盛り上がることも出来るし、
意見を言い合ったり競う合うことも出来て楽しいでしょうね。
夫婦喧嘩もお互いの脳を活性化するということでは、
ボケ防止の効果が期待できるそうですよ。
ほどほどのところまでなら、
おおいに喧嘩するのもいいかもしれません。
まとめ
ボケ防止のために脳を活性化するには
会話が効果的だとされています。
人と人との会話がいいのでしょうが、
人間関係に疲れた人や
技術の進歩もあって、
会話の出来るロボットが人気です。
でも本当は、
ご夫婦そろって元気で
話が出来る仲(笑) であれば
喧嘩も含めて夫婦での会話が一番の様です。