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サックス用リードの寿命延長にはお手入れとリードケースが大事


 
サックス用リードが、思ってたより早く寿命が来てしまい、がっかりしてませんか ?

消耗品だと言われても、一箱の中に使えるリードは実質2~3枚なのですから
使える1枚 1枚を少しでも長持ちさせたくなってしまいます。

実はリードというのは、
日ごろのお手入れと保管の仕方次第で、より長く使うことが出来るようになります。

ということで
リードの寿命に大きく影響を与える
最適なお手入れ方法をお伝えしますね。

やってみると簡単な事ばかりですから
安心して読み進めて下さい。

また、お手入れ後のリードを
出来るだけ劣化させないように保管できる
リード専用のケースも紹介していきます。

リードの寿命が延びれば
より楽しく安心してサックスを吹けるようになりますよ。

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サックス用リードの寿命を延ばすコツ

サックス用リードの寿命を延ばすコツは

(1) 1枚のリードだけで吹き続けない
(2) リードの先端を傷つけない (触らない)ようにする
(3) 湿りと乾燥の繰り返しを避ける環境づくり
(4) 平らな面の上で保管する

これら 4つのことを日々気に掛けて実行するだけで、
リードの寿命はびっくりするくらいに延びていきます。

それでは、一つずつ順番に説明していきますね。

(1) 1枚のリードだけで吹き続けないこと

リードは乾燥した状態で売られていて、吹くごとに水分を吸収していきます。
湿っていないと振動しませんが
水分を含み過ぎたリードも振動しにくくなります。

なので、1枚のリードで吹きつづるのは 1.5~2 時間までとし、
複数枚をローテーションする方が、全体として長持ちします。

(2) リードの先端を傷つけない (触らない)ようにする

リードの先端をわざと傷つける人はいないでしょうが、
先端には極力触らないことをおすすめします。
簡単に欠けたり縦に亀裂が入ったりしますし、
そうなったらアウトです。

(3) 湿りと乾燥の繰り返しを避ける環境づくり

リードが長持ちしない原因は 『湿ると乾くの繰り返し』 だったのです。
袋から出す前は、乾燥したままですが
吹き始めれば、吹かない期間とが交互に来て
水分を含む期間と乾燥していく期間が
交互に訪れることになります。

じつはこれ、生き物にとっては酷な環境です。
ケーンは、もともと生き物ですから。

(4)  平らな面の上で保管するようにする

リードの先端は薄く丁寧に削られていますが
水分を含むとその薄い先端部の繊維が膨張して、先端部が波打ってきます。
波打って来たリードは、その性能を発揮しなくなります。
つまりもう、寿命と判断されます。
そうならないためにも平らな面のあるリードケースでの保管がおすすめです。
平らな面に置くことで、リードの先端の形が補正されます。

リードの寿命ってどのくらいなのか

寿命は吹く時間や吹く間隔で大きく変わってきます。
あえて言うなら、
連続して吹いたとしたら、もって2か月です。
早ければ2週間でダメになったことも有りましたよ。

ちなみにリードは寿命が来るとどうなるのでしょうか ?
低音が出にくくなるとか、
ピアノ(小さい音) で吹きづらくなるとか、
音が裏返る というような症状がでてきます。

ところが
もう吹けないのかと言うと、そうでもないのです。
ですので、慣れないうちは寿命が来ていることに気づかず
「あれぇ、上手く吹けないなぁ」 と、前に進めなくなってしまいます。
音の変化には注意してくださいね。

寿命が来たリードの使い道について考えたことがあるのですが、
マウスピースをしまう時にりードの先が少し高く出るように取り付けます。
先端に何かがぶつかるようなことが起きた時、
寿命が来たリードが先にぶつかってくれるので衝撃が和らぎます。
これで、マウスピースの先端が守られますね。

サックス用のリードの手入れ方法

お手入れは、吹いた後流水で洗うが基本です。

口に含むものですから、吹きっぱなしは良くありません。
ただし、洗った後は表面の水分をふき取ることを忘れないようにしましょう。
カビの原因になりますし、細菌も繁殖しがちです。

注意点としては、洗う時も拭き上げる時も先端部分には触れないことです。
水分を含んでいる時は柔らかくなってますので、傷がついたり折れやすい状態ですからね。

工場で生産されて消費者に届くまでには
おそらく何か月か何年か経ってるはずです。
工場での在庫期間や、外国産なので船便での輸送期間、
小売店でも在庫で持っている期間があるからです。

その間は、傷まないのに
使いだすと数週間でダメになるのはなぜでしょう?

それはリードの袋を開封したとたん
リードが水分を吸収したり乾燥したりが始まるからですね。

南フランス産にしろアルゼンチン産にしろ、
リードの原産国は比較的乾燥した地域です。
袋を開けたら日本の梅雨時だったなんて
リードには驚きの環境変化です。

そこで
リードの湿り気をある程度保つグッズが売られてまして
リード用のモイスレガートです。
¥1,400 くらいです。
リードケースやリードの箱の中に入れておくだけで、
湿度を40%~60% に保つと言われてます。

ただ、この湿度ではカビ菌も繁殖しやすいですので、
吹いた後の水洗いと余分な水分を拭きとるという作業が
必須となりますから注意してください。

サックスのリードケースの効果と値段

 
リードを専用のケースにしまって保管すると、どのような効果があるのでしょうか ?

傷がつきにくいとか、ほこりが付かないとか考えられますが、
平らな面のケースを使っている私の場合、リードの先端が波を打ったりしなくなりました。

リードは吹いた後を放っておくと、波を打ったりカビが生えたりします。
トタンの板を思い浮かべると分かりますが、薄くても波を打たせると強度が増します。
強度が増したリードが振動するはずはないですよね。
そうならないためにリードケースでの保管をおすすめするのです。

おすすめのリードケースをあげるとすれば、
平らなガラス面とクッションで挟み込むタイプがいいですよ。

平らなガラス面だけ 、つまり複数のリードを並べる仕切りが無いので、
リード同士が重ならないように丁寧に並べましょう。
¥3,000前後~ となります。

リードケースの目的は、
リードを安全に携帯する というのと
リードのコンディションを保つ という、
二つの目的があります。

どのリードケースも、携帯性はいいのですが、
リードの保管時に波打ってしまった とか
セットする時に先端に傷つけてしまった とか

そんなことが起きないためにも
リードの平らな面  を
平らな何かに押し当てておくのが一番いいわけです。

ガラスに並べるタイプ以外のケースは、
リードを個々にセットできるかわりに
セットの時にリードの先端を傷つける可能性がありますし、
乾燥を促すために、平面ではなく溝が掘ってあります。

これが先端波打ちの原因になりかねない構造なのです。
手軽で値段も安いのですが、
本来の目的を考えたら
少々高くてもリードを置く面がガラスの物をチョイスしましょう。

リードケースは表面にキャラクターの絵が描いてあったり
ケースそのものの色がピンク色だったり、
色やデザイン・絵柄も入れると200種類以上もあります。

中には、電気を使ってUV殺菌してくれるケースもあります。

リードを買うと、バンドーレンやリコなど
メーカーによっては一枚ずつプラスチックのケースに入っています。
そのケースを使ってもいいのですが、
出し入れの際に、リードの先端を傷つける恐れがありますので、
ちゃんとしたリードケースを使用することをおすすめします。

まとめ

サックス用のリードには寿命があって
長くても 2か月です。
でも、寿命を延ばすコツがあって

(1) 1枚のリードだけで吹き続けないこと
(2) リードの先端を傷つけない (触らない)ようにする
(3) 湿りと乾燥の繰り返しを避ける環境づくり
(4) 平らな面の上で保管する

上記4つを守ることで、寿命は随分延ばせますよ。

吹いた後の水洗いと水分の拭き取りをまめにやることで、
さらに寿命が延びていきます。

吹かない間の保管方法

おすすめとしてはガラス面へ並べるタイプで、
これに保管することで、
リードの先端が波を打ちだすまでの期間が
伸びて行きます。

一箱買ってもその中で使えるリードは
ほんの 2~3枚しかないというのがリードです。

正しい保管も含めて
マメなお手入れで、リードの寿命を
延ばしていきましょう。
 

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