楽器ど素人で中高年のおっさんが
いきなりサックスを始めて楽しめるのか ?
「はいっ 楽しいです。」 (笑)
吹く時間が楽しみな毎日になります。
ケースを開けたくて、早く家に帰りたくなります。
金色に輝く美しい楽器、サキソフォーン
楽器屋さんのショーウィンドーに置かれてるサックスに
心を奪われている方も多いことでしょう。
学生時代に吹奏楽をやってれば別ですが、
全くの素人が、
ましてや中高年と言われる年になっていざ始めようとすると、
分らないことだらけですよね。
というより、何だか恥ずかしい気持ちにもなります。
私 ? ど素人で50歳から始めました。
いきなり始めました。
夢は広がるサックスですが、
分らないことだらけで
私も本当に楽しめるのかなって思いました。
一時期のサックスブームで
いろいろな色をしたサックスが売られていますし、
価格も様々です。
メーカーもたくさんあるみたいだし、
楽器以外に何を揃えたらいいのかもわからない。
分らないけど、あの楽器を手にしたい。
音を出してみたい。
大好きなあの曲を、情感たっぷりに演奏したい。
やってみましょうよ。
考えていても不安が募るばかりです。
行動に移した分だけ
解決されていくものですよ。
何かに興味を感じて
新しく趣味を持とうとする気持ち、
ワクワク、ドキドキ を
形にしてみませんか ?
サックスを初心者の中年が始める時の不安を無くす
初めての本格的な楽器
本物のサキソフォーン
しかも中高年のド素人
音符? 小学生レベル・・・
肺活量? 学生時代 部活はずっと文化部・・・
楽しい不安でいっぱいですね。
その気持ちはもう、新しい趣味が始まってるってことです。
そしてそれらの不安はじきに解決されていきますので、
その辺をお話ししますね。
初心者で中高年から始める不安とは
その1 サックスどころか音楽の成績は最悪
その2 中高年だし体力 (肺活量) に自信がない
その3 サックスにはキー(ボタン)がたくさんあって不安
その4 いくらくらいのサックスを買っていいのかわからない
その5 サックスは練習場所に困る
その6 サックスは中高年でも独学でも吹けるようになるのか
いやぁ、不安は尽きませんねぇ。
上記は、50歳で始めた私の不安でもありました。
一つ一つ見て行きましょう。
不安その1 サックスどころか音楽の成績は最悪
思うに、
往年のジャズプレイヤーは、恵まれた家庭の子だったと
あまり聞きません。
当時の彼らに、きちんとした音楽を勉強する場を
与えるような社会ではありませんでした。
音符も音楽理論も音楽を音以外の方法で
伝えるための言葉のようなものです。
その言葉を読み書きできなくても
話すことは出来るようになるのと同じで
彼らは、耳で聞いてあれこれ楽器を試行錯誤しながら
上手くなっていったのです。
もちろん
あそこまでになるには、もの凄いセンスと努力が必要でしょうが、
自分で楽しむだけなら、カラオケで歌える音感があれば
そこそこ出来ますよ。
小学校の時のリコーダーで、何かしらの曲が吹けた人は
心配いりません。
音程をたどりながら、少しずつでも曲は吹けるようになります。
また、初心者用のサックスの教本には、
必ず音符の読み方から親切に書いてあります。
そこに書いてあるレベルは
小学校の低学年の子が、音楽の教科書で
そこそこ理解できるのと、同じレベルの内容です。
ですから、社会人経験ウン十年の
私らが理解できないはずはありませんよ。
先にも書きましたが、言葉と同じです。
片言でも大丈夫です。
不安その2 中高年だし体力 (肺活量) に自信がない
中高年ならではの不安ですね。
これは実体験ですが、
私はサックスを吹くようになって
呼吸器官が強くなった気がします。
そう言い切ってしまうと語弊がありますが、
私の場合は、風邪を引きにくくなりましたし
すぐに咳き込んでいた喉が、咳き込まなくなりました。
そして、あまりハアハアしなくなりましたよ。
また、腹筋が固くなりましたよ。
サックスなどの管楽器は息を吹き込むときに
お腹に力を入れて息を吹き込みます。
意識してそれをやろうとすると
イヤでも腹筋を使うので筋肉が鍛えられます。
必要な体力は、吹いていくなかでついて来るという事です。
不安その3 サックスにはキーがたくさんあって難しそうで不安
サックスは、リコーダー (縦笛) の指使いと一緒です。
小学校でやった縦笛、上手く吹けた人もそうでない人も
たくさん穴が開いていたのは覚えてますよね。
縦笛はあの穴を指で押さえていましたが、
サックスは、キーで機械的に押さえているだけです。
しかも、指で届きにくいキーは、近くのキーを押すと
遠くのキーも動くように出来ているので、
縦笛よりも操作しやすいです。
不安その4 いくらくらいのサックスを買っていいのかわからない
これはその人が
どんな使い方をしたいかによって違うと思います。
ただ自分で満足すればいい、
たまには誰かに吹いて聴かせられるようになりたい
仲間と合奏したい
最初はみんな、ど素人です。
いきなり上手に吹けるとも思えません。
私の場合は、最初に5万円くらいのサックスを買いました。
通販商品です。
一応、「出荷前に調整します」 というお店から買いました。
サックスは意外とデリケートな楽器ですので、
キーの閉じ具合いが微妙に開いていたりすると
途端に音が出にくくなります。
通販なら特に 『出荷前の調整』は、 外せませんよ。
安い楽器を売っているお店では、
調整なしで出荷するところがありますので注意してください。
で、その楽器ですがちゃんと音楽吹けました。
自分だけで吹いて楽しむだけなら、
しばらくの間はこのクラスでも楽しめるかと思います。
私は、サックスが好きだったので、
購入後も色々な楽器屋さんに行っては
サックスを見せてもらい、時には吹かせてもらってました。
30万円以上になると、違います。
低い音から高い音まで、軽~く音が出てくる感じです。
それから、キーを上から順に閉じていくと、
息は入れないのに
キーを閉じる音だけで音階になってます。
同じ真鍮でも、配合がいろいろあるらしく、
キーを閉じる音を聞いただけで、
金属が響いているのがよく分かります。
あくまで趣味なのですから
安い物から始めて、そのまま使いこむのもアリですし、
時期を見て高級なものに買い替えるのもアリですし、
最初から高級な機種を購入するのもアリです。
正解なんてありません。
それも含めて、趣味を楽しむ事だと思いますよ。
ただ、5万円と言うのは最低ラインと思ってください。
それ以下の価格の物も販売されていますが、
どうやら本当にダメ楽器らしいですから。
5万円クラスの楽器を購入した場合ですが、
マウスピースだけは、別途購入してください。
吹きやすさも音色も全く変わります。
安い楽器の付属マウスピースは、おまけ程度と思ってください。
不安その5 サックスは練習場所に困る
そう、音ですよね。
大きな音ですよ~
始めの頃は河原に行って吹いてました。
恥ずかしかったですけど、
周りの人もこちらを気にし続けるほど
暇ではありません。
そのうちどっかへ行ってしまうものです。
私はサックス専用のケースのような消音器を購入しました。
これは、サックス全体を包むケースのようになっていて
音量が劇的に小さくなります。
夜中でも室内で練習できるほどです。
ただ、低音が出にくいですね。
サックスのベルの部分に取り付ける消音機も
販売されてますが、効き目は期待できないかなぁ。
サックスの音はあらゆるキーの穴から漏れ出ているのですから。
ベルの部分だけ封じ込めても無理でしょうね。
あとは、カラオケBOXなんかもいい練習場所です。
不安その6 サックスは中高年でも独学でも吹けるようになるのか
ある程度は吹けますよ。
でも、出来れば最初のうちだけでも
手ほどきを受けた方がいいと思います。
変な癖も付かず、余計な回り道も少なくなると思います。
お住まいの地域によっては、
習いたくとも教えてくれる教室も先生もいない
と言うところもあるかと思います。
教則本は数多く出てますし、こんな時代ですから
ネットを使った教室もあります。
YouTube でもたくさんのプロが教える動画を配信してます。
どうしても1ランク上に上がりたい というなら
やはり先生につくべきと思います。
コミュニケーションをとりながらの練習は
楽しいですし、長続きします。
中高年よ ! サックスに興味があるうちにスタートしよう
如何でしょうか ?
少しは不安の解消につながりましたでしょうか
いずれにしても サックスを吹くというのは
あなたが人生を楽しむための趣味です。
中高年になると、情熱がしぼんでしまいがちです。
あまり難しく考えずに、その情熱が高まっている時に
始めてしまう事をお勧めします。
なんて言ったって
あなたにとって
今日が一番若い日です。
初心者にも吹きやすく、セミプロも使っているヤマハのスタンダードモデル