腕時計はいつの頃からか、時間を見るための道具だけではなくなり
見て楽しむ、持って喜ぶ、そんなファッション的な要素を多分に持つようになりました。
時計などの精密機械ならスイス と言われていたかの国も
技術だけではなく、デザインにも斬新なアイデアを取り入れて
世界の流れに乗った製品を送り出すようになりました。
その一つがスウォッチです。
高級だけど高いスイス時計を
もっとリーズナブルに消費者に届けてくれる
身近なスイス時計ですね。
スマホの普及もあって
最近若者の左腕から腕時計が見られなくなっているのが寂しい気がしますか
よく見ていると、まだまだ左腕にキラリと個性を主張している若者もいます。
年配の方でも
銀や金の時計ではなくて
明らか樹脂製で色も原色の、いわゆるハデな時計をはめる人も増えてきました。
リーズナブルな時計の中では
ちょっと高級な感じのする
スウォッチのお話です。
スウォッチのビッグボールドシリーズはとても見やすい
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目立ちそうですね。
ビッグボールドのクロノです。
黒地の黄色の針 とても見やすいです。
時計は、時間を知るための道具ですので
デザイン優先のために
今の時間がわかりにくいというのは、私個人として時計ではないと思っています。
ビッグボールドシリーズだけに、少し大きめサイズです。
直径が47mm
厚さは14mmです
腕時計だから小型にして、という考え方とは対極にあります。
こんなにごっついのに、今どき3気圧防水というのも
逆に可愛い感じがします。
スウォッチは、裏側を見ると電池カバーがあります。
このカバーを500円玉などで回してはずし、
中の電池を取り替えるのですが、
どうしても高い水圧に耐えさせるのには無理があります。
そのつど完全に近い気密を保つのは
素人である購入者には難しいからです。
それでも日常の生活で起こりうる水からの攻撃に耐えられる
3気圧防水を実現できているのは
むしろすごいことかとも思います。
針が動くアナログですが、
中身はもちろんクオーツです。
電池による電源を駆使して
水晶発振による正確な振動を利用した時計ですね。
そもそもスウォッチとは
時計が優秀な職人の手で作られていた
いわゆる機械式時計の頃は、
スイスの時計といえば、それだけで超高級で高価なものでした。
1970年代に安くて正確なクウォーツウォッチが広まり始めました。
その波はまたたく間に世界へと広がったわけですが
その出発地は日本でした。
最高の技術で世界に君臨していたスイスの時計は
あっという間にシェアを失いつつありました。
これを最大の危機と感じたスイス時計界は、
ニコラス・G・ハイエック氏の指揮のもと
日本製に対抗できる新しいタイプの時計を開発しました。
それこそが、薄型のクォーツムーブメントと安価なプラスチックケース、
そして若者にも受け入れられるデザインとを融合した『スウォッチ』だったのです。
1983年の初登場以来、『スウォッチ』はファッションとしてのウォッチをリードする存在となりました。
安くて高級で正確でデザイン性も気に入られて
1990年代には日本でも大ブームになりましたね。
その特徴を上げると
1.カラフルで多彩なデザイン
著名なデザイナーとのコラボ、季節に合わせたデザイン、
世界的なイベントに合わせたシリーズ、映画の封切りに合わせたもの
などなど、買いそびれると
二度と手に入らないものを売り出すことで
世界中に多くのコレクターを生みました。
2.スイス品質の維持とさらなる技術革新
細かい部品が組み込まれて
それらが精密に、そして正確に動くことで時間を刻むのが時計です。
ですが、スウォッチは安価でなければならないのです。
それで、完全自動化された生産ラインで
機械式ムーブの時計を作ることをはじめました。
たった51のパーツで出来る『システム51』
セラミックとプラスチックをかけ合わせた素材の開発
時期に強い腕時計の開発
などなど、技術と品質を落とさないどころか
さらなる向上をし続けているのです。
3.スーツにも似合うデザインもラインアップ
安価な腕時計 = カジュアルな服装に合うデザイン となりがちですが
高級時計スイスの意地 とでも言うのでしょうか
じつは、スーツにも似合うデザインのスウォッチもあります。
オールマイティなスウォッチなのです。
まとめ
スウォッチのとても目立つ腕時計を紹介しています。
ビッグボールドシリーズのクロノです。
大きい分、とても見やすく
デザインが視認性をUPしています。
時計としての本来の役目を十分果たすことに加えて
人目を引くほどの個性を発揮できるデザインになっています。
左手で個性を主張できる
そんな腕時計です。