バイク乗りにとって『足つき』はとても大きな問題です。
バイクはタイヤが2つしかついてないので
停まってから足をつかずに放おって於けば間違いなく倒れます。
路面がどこも真っ平らなら良いのですが
轍があったり、たまたま止まったところの左側が
ちょうど窪んでいたりしたら
「おっとっと」ですよね。
雨の排水のためにどちらかに傾いていたりもします。
この道路の傾斜は、足つきがギリギリの場合、
意外に危険です。
今回は、このバイクのシート高に対しての
足つきをどうするかについて書いていきます。
バイクの足つきは停車時などの不安に直結
アメリカンタイプのバイクはシートが低いものが多いですが、
そうでないタイプのバイクは、総じてシートが高い。
それは、私のように低身長で短足の人種には
高いハードルとなります。
走り出す時と止まる時
低速での曲がり角
クラッチ操作のミスでエンストしちゃった時
そんな時にコケやすいと思うのですが、
足がしっかりと地面につくなら
かなり安心です。
不意にバランスが崩れた時に
足が地面についたときには支えられないくらいに
バイクが傾いていることもありますものね。
なので、倒さない、より倒しにくい環境を作ることは大切なことです。
バイクの足つき改善は立ち転け対策に絶大な効果あり
そんな事当たり前だろ !
なのですが、その方法によってはお金もかかるでしょうし
バイクにも負担がかかるかもしれません。
よく聞くのが
『ローダウン』
バイクにもよるのでしょうが、キットが有るようですね。
そのキットを使って、車体そのものを低くしてしまう方法です。
次に『ローシート』
ライダーが乗るシートのアンコを抜いたりして
シートの高さを低くする方法です。
バイクにはあまり影響はないと思いますが、
乗り心地はどうなのでしょう?
長距離のツーリングは辛くなるかもしれませんね。
私はニンジャ400なのですが、
純正シートではお尻が痛くなるので
ハイシートに変えました。
https://funfun-senior.com/1323.html
なので、わざわざ足つきが悪くなるようにしてしまったわけです。
安全も大事ですが、快適さもなければ、
なかなか楽しめませんからね。
それで足つきが、不安になってしまった私は
つま先2.5cmの『厚底ブーツ』を購入しました。
ご覧のとおり、
踵までべったり付くようになりました。
スコ◯コのバイク用シューズです
ワイルドウイングの”イーグル”この差がおおきい!
この違いのおかげで、
停車時はもちろん、バランスを崩しかけたときの
安心感がとても強くなって
立ち転けの心配もかなりなくなって
より楽しくバイクに乗ることができるようになりました。
バイクをローダウンするより厚底ブーツ履いた方が・・・
メーカーの設計陣が高度な計算の末に
車体の強度や上下に動く範囲、
荒れた路面でのタイヤの追従、
乗り心地 コーナリング性能
安定性 などを考慮して弾き出した姿を
無理やり低くしてしまっても
走行に影響は出ないものかと心配になります。
まあ、限界まで攻めたりしない限り、
私のような普通のライダーレベルでは
悪い影響はもちろん、大した変化は出ないのでしょうが、
やっぱり気にはなります。
先程書いたように
乗り心地を良くしたくて
ハイシートに変えたくらいですから
シートを低くして乗り心地を犠牲にする
という選択肢は
私の場合はありませんでした。
で、どうしたかというと
厚底のバイクブーツを買ったのです。
私が選んだのは
WILDWING というブランド名の牛革ブーツです。
靴底の厚さは つま先が2.5cmで、踵は5cmてす。
特注でもっと厚くもできるそうですが歩いていて転びそうな気がして・・・
この厚さで両足ともに踵まで地面につくようになりました。
また、靴底が厚いとギアチェンジがしにくいのではないかと
心配してはいたのですが、
問題なくギアチェンジできています。
元全日本レーサーの方が作っているバイクシューズのメーカーさんなので
色々と工夫がされていて感心しますよ。
下のリンクからサイトに行けます。
そのこだわりを見てみてください
「あぁ確かに、バイク用はこうなっていたほうが使いやすいかも」
なんて思えて面白いですよ。
https://amzn.to/3BtxN0s
牛革なので丈夫なのは良いのですが
最初は固くて
ギアチェンジや右足のブレーキも
力が必要で
「購入は失敗だったか?」と思いました。
ですが
説明書にも書いてある通りに
ミンクオイルを塗って2〜3回履いて走ると
すぐに柔らかくなりました。
左足用にはシフトガードが付いていますが、
意外とこのガードにあたっていないことがありますよね。
このシリーズのブーツでは、
靴のサイズごとに
踵部分の大きさを専用で変えており
バイクのステップにかかと部分を引っ掛けると
シフトペダルが靴の最適な位置(シフトガード)に来るように
設計されているそうです。
ねっ、しっかりガードにあたってます。
他にも踵部分をバイクのステップの形に合わせて
斜めにカットしており、踵をステップに引っ掛けることで、
自然な位置に足を置くことができます。
靴の裏側の溝にも安全のための工夫が
随所に見られます。
また、ブーツの底の中央部に縦に鉄芯が入っており、
ステップという細い棒状のものだけに足を乗せても
足の形状が安定し、疲れの軽減にも役立っています。
ブーツではありますが、
両足の内側がファスナーになっており
とても脱ぎ履きしやすくなっていました。
ファスナトップ部には
本革のカバーも付いており
傷防止、誤開閉の防止にも役立ちますね。
そして素材は何と言っても牛革です。
プロのレーサーが牛革のツナギを着るのは
高速でアスファルトを滑っても
引き裂かれたりしない強度を持っているからです。
この強い革で、くるぶしまで守ってくれます。
私の足は幅が広い靴が楽で、4Eなのですが、
このブーツは全く問題なく履けています。
バイクから降りて周辺を歩くときも
問題なく歩けます。
若干重いのですが、
本革なので仕方ありません。
執筆時は12月なのですが、
バイクで走っていてもブーツだと
走行中の寒さ対策にもなるんですね。
足つきは改善されて安心感が増しましたし
足も快適になったので
購入してよかったと思っています。
まとめ
自分の体格にあったバイクに乗れれば一番いいのでしょうが、
好みに合うバイクって、
大きすぎたりしますよね。
足つきの良し悪しは、
バイクの立ち転け対策に大きく関わってきます。
転倒しないような取り扱いは大前提でしょうが、
地面に足がつくかつかないか
そしてつま先だけなのか、踵までつくのかも
大きな違いとなってきますよね。
バイクはそのままで、足つきを改善する方法としては
靴を厚底に変える方法が一番簡単で手っ取り早いのでは、と思うのです。
今回は、丈夫な牛革で作られていて
たくさんの工夫が込められている
ワイルドウイングの厚底ブーツを紹介しました。
今までのバイク用の靴は、めったに履かなくなってしまいました。